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 〒750-0036 山口県下関市あるかぽーと6-1(財団本部)
 〒750-0008 下関市田中町5-6下関市観光交流部2F(研究室)

下関鯨類研究室が目指すものACTION PLAN

研究室設置の経緯

下関市は近代捕鯨発祥地として、「くじらのまち日本一」を目指すため、くじら文化の情報発信や市民への普及啓発活動を積極的に行い、2011年9月には「下関市の動物」を「クジラ」に制定するなどの取り組みを実施してきましたが、学術面でも「くじらのまち」の底上げを図るため、鯨類研究業務を公益財団法人下関海洋科学アカデミーに委託し、2012年7月に鯨類研究室を設置いたしました。


室長のメッセージ (鯨類研究室長 石川創)

CEO 下関市立水族館「海響館」を運営する下関海洋科学アカデミーは、下関市からの業務委託を受けて、鯨の学術研究を進める鯨類研究室(下関鯨類研究室)を開設しました。

栄えある初代室長を拝命した私は、以前は東京にある㈶日本鯨類研究所に勤め、南極海での調査捕鯨や鯨の捕獲技術の改良などの仕事をしていました。下関市との縁は、2002年に開催された国際捕鯨委員会に参加するため、約一か月この地で過ごしたことが一番ですが、私が調査団長を務めた捕獲調査の船団出港式を、下関市で開催していただいたことも忘れられません。

さて、開設されて間もない鯨類研究室ですが、その業務は、研究活動と教育・普及活動の二本立てとし、「くじらのまち日本一」をめざす下関市の学術面での底上げとともに、市の動物でもある鯨について、広く市民の皆さんに知ってもらうことを目的としています。やらなければならないことは山ほどありますが、なにぶんにも室員は私一人ですので、優先順位をつけて研究室としての実績を上げていく必要があります。まず研究面では「下関を中心とする日本海に生息する鯨類の季節的分布」を主題とし、これまであまり調査がされて来なかった日本海西部の鯨類の分布を、過去の文献、ストランディングレコード(鯨類の座礁・漂着記録)及び船からの目視調査等で明らかにしようと考えています。また教育・普及面では、手始めに市が展開する生涯学習まちづくり講座(出前講座)に「鯨ってどんな生物?」「鯨類のストランディング」「捕鯨問題を考える」の3講座を登録しました(ぜひご利用ください)。今後は独自のウェブサイトも開設して、鯨に関する知識や情報をわかりやすく解説するとともに、「下関だからこそできる」学問を「下関発」で発信することで、「くじらのまち」の存在感を高め、下関市の発展に少しでも貢献できればと考えています。活動概要.pdf

石川 創(いしかわはじめ) 公益財団法人下関海洋科学アカデミー鯨類研究室長 

1960年生まれ。日本獣医畜産大学(現:日本獣医生命科学大学)獣医学科修士課程を卒業後、水族館獣医師を経て1990年から(財)日本鯨類研究所に勤務。南極海及び北西太平洋鯨類捕獲調査で調査団長を務め、南極海では14回の航海経験を持つ。2012年に同職を辞し、同年7月より下関市に新しく開設された鯨類研究室の初代室長となる。捕鯨における動物福祉(人道的捕殺)、鯨類のストランディング(座礁・漂着)を専門とする。著書に「クジラは海の資源か神獣か」(NHK出版)、共著書に「野生動物救護ハンドブック」(文永堂)、「鯨類資源の持続的利用は可能か」(生物研究社)、「The Wild Mammals of Japan」(SHOUKADOH)、「捕鯨の文化人類学」(成山堂書店)、 編著に「日本沿岸のストランディングレコード」(日本鯨類研究所)。


鯨類研究室活動記録(2012年度~2015年度)

平成24(2012)年度活動記録
平成25(2013)年度活動記録
平成26(2014)年度活動記録
平成27(2015)年度活動記録

平成28(2016)年度の主な活動

2016年4月
鯨類研究室主催による鯨の月例勉強会「鯨塾」第二期を開始しました。

山口県水産研究センター調査船に同乗して鯨の目視調査を行いました。
2016年5月
山口県水産研究センター調査船に同乗して鯨の目視調査を行いました。

長門大津くじら食文化を継承する会総会で講演を行いました。
下関商工会議所女性会役員会で講演を行いました。 
2016年6月
山口県水産研究センター調査船に同乗して鯨の目視調査を行いました。

日本セトロジー研究会第26回大会で研究成果を発表しました。
     
日本鯨類研究所機関紙「鯨研通信」469号に主著「現代ノルウェーの捕鯨(1)」が掲載されました。       
2016年7月
豊田町妙栄寺にて講演を行いました。
下関市立文関小学校(3年生)で出前講座を行いました。  
2016年8月
国立民族学博物館の科研費研究協力者として、千葉県南房総市と宮城県石巻市において沿岸小型捕鯨業の調査を行いました。

下関市水産課主催の下関くじらサマースクールで講師を務めました。
下関市都市戦略課主催の小学生下関体験バスツアーで講師を務めました。 
2016年9月
第22回日本野生動物医学会大会および評議委員会に出席しました。
2016年10月
山口県水産研究センター調査船に同乗して鯨の目視調査を行いました。

日本セトロジー研究第26号に主著「昭和期『鯨の解体ショー』の研究(続報)」が掲載されました。
     
豊田町妙栄寺にて講演を行いました。
下関市立川中小学校(5年生)で出前講座を行いました。
2016年11月
日本鯨類研究所機関紙「鯨研通信」471号に主著「現代ノルウェーの捕鯨(2)-日本との技術比較と鯨肉消費拡大の努力-」が掲載されました。  

放送大学山口学習センターが主催する面接授業で、「鯨学:鯨の生態と人との関わり」の題で2日間にわたり8回の講義を行いました。   
2016年12月 
書斎りーぶる(福岡市)にて講演を行いました。

もじ少年自然の家(北九州市)で開催された「スナメリ物語・ふるさともじ海探検隊」で講師を務めました。
2017年1月
水産大学校の練習船「耕洋丸」第62次航海の一部行程に乗船して、鯨の目視調査を行うとともに、学生に講義を行いました。

日本鯨類研究所機関紙「鯨研通信」472号に主著「現代ノルウェーの捕鯨(3)-監視制度と鯨肉流通、そして鯨を捕る人々-」が掲載されました。
      
東亜大学医療学部健康栄養学科にて講演を行いました。
下関市立大学で開催された第9回鯨資料室シンポジウムで講演を行いました。
2017年2月
北海道大学松石准教授らとの共著「利尻島における鯨類漂着記録(~2015)が「利尻研究」第36号に掲載されました。
2017年3月
山口県水産研究センター調査船に同乗して鯨の目視調査を行いました。

下関鯨類研究室報告第4号を出版し、主著論文「日本沿岸のザトウクジラのストランディングレコード」および、2015年収集のストランディングレコード他を掲載しました。
 
もじ少年自然の家(北九州市)主催の「もじの海を探検!~スナメリウォッチング~」で講師を務めました。       

公益財団法人
下関海洋科学アカデミー鯨類研究室

〒750-0036
山口県下関市あるかぽーと6-1(財団本部)

〒750-0008
下関市田中町5-6下関市観光交流部2F
(研究室)

TEL 083-250-8307
FAX 083-250-8327

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